
これまで頭痛と縁のなかった方でも、梅雨の時期に急に頭痛に悩まされることも珍しくありません。
風邪と勘違いしそうですが、食欲もある、ただし頭が痛いので、日々の生活に支障をきたしてしまいます。
なぜ、雨が降る梅雨の時期に片頭痛の症状が表れる人が多いのでしょうか?
サタデープラスという番組で、脳の権威と言われる東京女子医科大学脳神経外科の清水俊彦先生が、片頭痛の原因や対策に説明していたので紹介します。
この記事の目次
梅雨の片頭痛の原因とは?
梅雨の時期と言うのは、気圧が下がるので、体がむくんでしまいます。そのため脳の血管が拡張するので、頭痛が起こりやすいようです。
日本では、頭痛で悩んでいる人は3000万人、その内片頭痛で悩んでいる人は840万人にものぼるそうです。
片頭痛の対策6選
ゆっくり起きる
目が覚めてパッとすぐに起き上がる人もいるでしょう。
しかし、頭痛を防ぐためにはゆっくり起き上がり、ゆっくり立ち上がることが重要です。急激に頭を持ち上げてしまうと、脳の血流が下がって頭痛を引き起こすこともあるからです。
ゆっくりカーテンを開ける
カーテンをシャーっと素早く開ける人が多いと思います。
しかし太陽の光をが急に目から脳に刺激が入るので、血管が拡張してむくんでしまいます。その結果、周辺の血管が炎症を起こすために頭痛が起こるんだとか。
朝食にスイカ
スイカを食べられる時期は限られていると思いますが、朝食に2、3切れほどスイカを食べるといいようです。
スイカにはシトルリンが含まれており、利尿作用や血流改善効果、老廃物や余分な水分を排出してくれる効果まであるそうです。
特に皮の近くにシトルリンが多く含まれているので、皮の近くまで食べましょうということでした。
ここで、シトルリンという成分名を聞くと、精力剤をイメージする人も少なくありません。
そこで調べていくと、野菜にも含まれるアミノ酸の一種で、血管を広げて血流をよくしたり・強くする働きがあるそうです。
そのため、冷え性や肩こり、ダイエットに効果があり、精力剤にも使用されているんだと思います。
髪型に注意する
髪型って関係あるの?って思いますよね?
実はポニーテールなど頭皮を引っ張る髪型というのは片頭痛を引き起こす原因となるようです。後頭部の神経を刺激することになるので、これをきっかけに別の神経も刺激するんだとか。
服装に注意する
派手な服装や刺激の強い色を身につけると、片頭痛が起こることもあるようです。
微糖のカフェインを飲む
午後の15時に微糖のコーヒーを飲むのが片頭痛の対策になるようです。
カフェインを摂ることで、利尿作用や血管の収縮作用が得られます。
加えて少量の糖分を摂取することで血糖値が安定し、脳の血管も安定するんだとか。
昼食や夕食の合間にとるのもいいようです。
片頭痛対策のまとめ
私も梅雨の時期に片頭痛になりやすかったので、その原因を知ることができて助かりました。
また上記の対策ですが、日常で気軽にできることなので、頭痛に悩まされているのであれば試してみてはいかがでしょうか?